二丈パワフルパンサーズ 代表 吉田基希さん

ミニバスで終わらない 「バスケが好き」の気持ちを育み勝利を目指す

2022年9月で創部14年目を迎える二丈パワフルパンサーズ。糸島市二丈地区にあるミニバスケットボールチームで、一貴山小、福吉小、深江小の1〜6年生が集まっています。

今年度から代表を務めるのは吉田基希さん。26歳の若さですが、高校生の時から同クラブでコーチをしており、コーチ歴は10年近くになります。「子どもたちを見ていたら自分もバスケをやりたくなった」と話す吉田さんは、20歳の頃、バスケの専門学校に入学。その間クラブを2年離れましたが、卒業後、再びコーチとして戻ってきました。それほどバスケに対して熱い思いを持っています。

 

その横をしっかり支えているのが宮﨑弘子さん。宮﨑さんは長年保護者としてクラブに関わってきましたが、一番下の子が中学生になり、クラブを卒部して、今年度よりコーチとして加入しました。最初は「お手伝いだけでも」と思っていましたが、吉田さん1人では大変だろうとコーチになることを決めたそうです。

「ボールを取ってごらん」とドリブルをする宮﨑さん

 

吉田さんがチームのモットーとして一番大切にしているのはバスケットを楽しむこと。毎回同じ練習を長くやると子どもたちが飽きてしまうので、短い時間で、集中してできる練習メニューを心がけています。「子どもたちはディフェンスの練習より、ボールを使った練習やシュートが好きですね」と吉田さんは笑います。

指導する時に気をつけているのは、子どもたちが「怒られるから真面目に練習しよう」という考え方ではなくて、自分で考えて行動できるような声かけすること。プレーや態度について注意する時は、子どもたち同士での話し合いの場を設け、「どうすればいいと思う?」と問いかけます。「自分たちで考えてほしいので、最初から答えは言いません。少しずつ、本当に少しずつ(笑)、子どもたちにもその考えが浸透してきたかな。成長を感じています」と、吉田さんがバスケの専門学校で学んだことは、指導にも生かされているそうです。

宮﨑さんは「子どもたちに、バスケが好き、中学でも高校でもバスケを続けたいと思ってもらえるように、ミニバスをそのスタートラインにしたい。楽しさの上に向上心や勝利を目指す志が持てたらいいですね」と話します。自身もバスケ経験があり、長年保護者として関わってきた宮﨑さんはコーチ、保護者としての目線で子どもたちを支えています。

 

今までで一番印象に残っているのは、2020年福岡県大会で準優勝したこと。「その時のメンバーは個性的で自由(笑)。だから子どもたちに試合運びを任せる方針にしました。みんなバスケは好きだったので、試合ではチームワークは良かったですね」と吉田さん。宮﨑さんも「コートの中では団結していましたね。ある意味オンオフがしっかりしていた」と当時を振り返ります。

練習中の子どもたちは、真剣な表情ですが、練習の合間にはかわいい笑顔をのぞかせます。みんなが「みなみちゃん」と呼ぶ一番体の小さい1年生の女の子もみんなに混ざってシュートを決めます。先輩たちが優しく声をかけ、面倒を見ている姿が印象的でした。

子どもたちに「バスケが好きな人?」と質問すると、全員が「はい!」と元気よく手を挙げました。「ステフィン・カリーやマイケル・ジョーダンが好き」「練習が休みの日も家で練習しているよ」「シュートが入ると楽しいし、試合に勝つとうれしい」とニコニコした顔でバスケについて話してくれました。「目標はみんなで楽しくバスケをして、試合に勝つこと!」と笑顔で話してくれた子どもたち。吉田さんの思いはしっかりと伝わっているようです。

仲間を募集中!学校、学年が違ってもみんな仲良しです。

 

現在部員は男子5名、女子4名。試合が成立するためには最低8名の部員が必要で、今年度は男女混合チームとして試合に参加しています。みんな初心者からのスタートです。二丈パワフルパンサーズでバスケを一緒に楽しめる仲間に出会ってみませんか?

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随時部員募集中です。見学や体験入部大歓迎です。お気軽にご連絡ください。

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メール  nijo.mbc@gmail.com

 

第1、3火曜日 18:00-19:30 福吉小

第2、4火曜日 18:00-19:30 深江小

金曜日 18:00-20:00 深江小

土曜日 14:00-17:00 一貴山小

日、祝日 9:00-12:00  一貴山小

福吉のおすすめ

カキ小屋と海です。深江出身なので、海には学生の頃から飛び込みに行ったり、泳ぎに行ったりして楽しんでいました。

【取材日】2022年7月9日