ドライブイン夕陽 篠原俊春さん、篠原俊雄さん

美しい海と沈む夕陽を眺めながら食べる、こだわりの味

糸島市の最西端、二丈鹿家の海岸沿いにある食堂「ドライブイン夕陽」は、1969年に創業し、2023年に54周年を迎えました。

寒い季節になると、沈む夕陽が作り出す「光の道」を楽しめるロケーションは、お客さんからも好評です。美しい夕陽は店名「ドライブイン夕陽」の由来にもなっています。

(提供:ドライブイン夕陽)

 

修行を終えて、お店を出せる場所を探していたところ、福吉の鹿家で、美しい海を一望できる開けた土地を見つけた俊雄さん。「海が見えるこの場所で店を出したい」と強く思い、出店を決意します。

ボリューム満点のちゃんぽん

 

創業当時から看板メニューのちゃんぽんは、豚骨と鶏ガラを10時間じっくり煮込んで作られたスープが特徴。丁寧にあくを取ることで、美しい白濁のスープが出来上がります。もちろん麺にもこだわっており、俊雄さんが製麺所と何度もやりとりをして、納得のいく麺を作りました。まろやかな味わいのスープと、舌触り滑らかな麺、しゃきしゃきの野菜が相性抜群です。

人気メニューの貝汁定食(提供:ドライブイン夕陽)

 

メニューで使っている食材は、ほぼ糸島産。注文を受けてから作り始めるので、提供には少し時間がかかります。

「一つ一つの料理を、丁寧に作らせてもらっているので」と話す店主の俊春さん。料理一筋の父の背中を見て育ち、自然と料理が好きになっていました。小学生のころからホールに立ち、今では店主としてお店を支えています。

店内は、厨房とお客さんの距離が近く、アットホームな雰囲気。お店の壁には、地元のお客さんからもらった絵や写真が飾られており、福吉の人とのつながりがうかがえます。福吉は情に厚い人が多いと話す俊春さん。「みかん食わんね!」「魚釣ったけん、食べて!」と、差し入れを持ってきてくれるお客さんも多いとか。

大雨の影響でお店が大変な時にも、地元の人に助けられたそうで「倒木などでお店の周りが荒れてしまった時に、近所の人が一緒に片づけを手伝ってくれたんですよ」と、うれしそうに福吉の人の温かさを語りました。

(提供:ドライブイン夕陽)

 

創業から長年、福吉の人に愛されているドライブイン夕陽。今では、家族連れや、大学生、サーファー、時には県外から足を運ぶお客さんなど、幅広い層から親しまれています。

「お客さんに、おいしい!と喜んでもらえる時が一番うれしい」と語る俊春さんの料理はまごころたっぷり。美しい海、そして夕陽を眺めながら堪能するこだわりの味を、ぜひ1度食べに来てください。

一言PR

まごころ込めて料理をつくっています。
窓からの景色もごちそうです。
ぜひお立ち寄りください。

糸島市二丈鹿家885−1
11:00~21:00(月曜定休日)

※平日は中休みあり
※金曜は15:00まで
※材料がなくなり次第終了します

福吉のおすすめ

地元の野菜や魚が新鮮でおいしい、福ふくの里がおすすめです。
菜の花やコスモスが咲く時期は、景色もきれいです。